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自助論~新訳完全版~第七章

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自助論~新訳完全版~第七章

By: サミュエル・スマイルズ, 関岡孝平
Narrated by: 佐々木健
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本書の主旨は、みなさんが正しい目的に向かって力いっぱい努力すること―、苦労や苦しみ、屈辱から逃れることも、他者からの支援や保護に頼りきることもなく、自分自身で活路を切り開けるように導くことだ。自分自身を助けることは、突き詰めて考えれば、周囲の人を助けることにつながる。本書で取り上げたさまざまな実例――文学者や科学者、芸術家、発明家、教育家、慈善家、宣教師、殉教者たちの生き様―を見れば、それが分かるはずである。優れた人物が、自らの理想を追求するなかで失敗することはもちろんある。しかし、失敗しようと思って失敗したわけでもなければ、失敗してよかったと考えているわけでもない。よからぬことを追求して成功するのは恥ずべきことだが、理想を追求して失敗するのは名誉なことである。しかし、理想を追求して成功するほうがそれよりもっといい。どんな場合でも一番大事なのは結果ではなく、その目的であり、価値ある目的の実現に向けて注ぐ努力と忍耐、勇気、不屈の闘志である。(目次)第7章 貴き努力家たち――INDUSTRY AND THE PEERAGE ●地位や富は移ろいやすい●目的を達成するための固い決意●冒険心と愛国心でナイトの称号を得る●多岐にわたる才能で貧しい人を支える●社会のために富を使う●妥協することなく、将来成功するための基礎を築く●チャンスは逃さず、自らつかむ~本文より抜粋~「一か八かにすべてを賭けて挑戦することがない者は、運命を恐れすぎているか、得るものが少ないかだ」―――初代モントローズ侯爵ジェームス・グラハム。「権力ある者をその座から引き降ろし、身分の低いものを引き上げる」―――ルカによる福音書。これまでは低い身分から努力と勤勉によって身を起こし、偉大なる成功を手にした人びとの人生を見てきたが、高貴な身分の人たちのなかにも参考になる事例は数多くある。イギリスの貴族階級がその地位を保ってこられた理由のひとつは、他国の貴族とは異なり、「イギリスの血肉」たる勤勉さを折りに触れてたたき込まれてきたからである。こうしたなかでもフォーリー家とノーマンビー家の創始者は、あらゆる点で抜きん出た人物であり、その情熱にあふれた人生は語るに値する。マルグレイブ家やノーマンビー家の創始者ウィリアム・フィップスは、リチャード・フォーリーに負けず劣らず素晴らしい人物だった。父親は頑健な身体を持つ鉄砲鍛冶で、当時イギリスの植民地だったアメリカのメイン州ウーリッジに住んでいた。フィップスは1651年、26人兄弟のひとりとして生まれた。一家の持つ財産と言えば、その勇敢さと腕っぷしだけだった。フィップスは最初羊飼いの仕事をしていたが、バイキングで知られるデーン人の血が混じっていたのか、そんなおとなしい商売に収まっていることはできなかった。生まれつき大胆で冒険好きな彼は、船乗りになって世界中を回りたかったったが、仕事を見つけることができず、造船技師に弟子入りする。そこで造船の技術を一から学ぶかたわら、余暇には読み書きの勉強をした。見習い期間が明けてボストンへ移り、小金を持った未亡人と一緒になると、小さな造船所を建てて船を作り、それで海へと乗り出して材木の取引を行い、10年間その仕事に精を出した。ある日のこと、古いボストンの街を歩いていると、船乗りたちの話が耳に入ってきた。バハマ諸島沖でスペイン船が難破し、その船にはかなりの額の金銭が積み込まれているというのだ。たちまちフィップスの冒険心に火が着き、急ぎ乗組員を集めると、バハマ諸島に向けて出航した。難破船は岸辺に漂い着いていたので難なく見つかり、積荷の大半を回収することができた。船には金目の物はほとんど積まれておらず、結局収支とんとん程度の成果しか得られなかった。しかし、その程度の成功でも、彼の冒険心を刺激するには十分だった。(c)2017 Pan Rolling Personal Development
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