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知命と立命
- Narrated by: 弦徳
- Length: 8 hrs and 27 mins
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Summary
自分の運命を操作し、人生を創造する理法を説く東洋哲学の粋
本書は、昭和33年から昭和40年にかけて行われた「人間学とは何か」「東洋哲学の精粋」「達人の人生哲学」の3つ講義を記録した『知命と立命』を、音声化して収録したものである。 東洋的大調和の思考に基づき、人間本来の在り方を明示する安岡人間学講話の第6集。
「命」というのは、絶対性、必然性を表し、数学的に言うならば、「必然にして十分」という意味を持っている。自然科学は、宇宙、大自然の「命」、即ち必然性、絶対的なるものを、物の立場から研究して科学的法則を把握した。
人間も、人生そのものが一つの「命」である。それは絶対的な働きであるけれども、その中には複雑きわまりない因果関係がある。その因果関係を探って法則をつかみ、それを操縦することによって、人間は自主性を高め、クリエイティブになり得る。つまり自分で自分の「命」を生み運んでゆくことができるようになる。
我々が宿命的存在、つまり動物的、機械的存在から脱して自分で自分の運命を想像できるか否かは、その人の学問修養次第である。(前書き部分より)
●収録内容
I 人間学とは何か
第一章 何のために学ぶのか
第二章 伝統と節義に基づく人間学
II 東洋哲学の精粋
第一章 活機と殺機
第二章 「命」とは何か
II 東洋哲学の精粋
第三章 運命は自分で作るもの
第四章 国家の運命
II 東洋哲学の精粋
第五章 「真の自己」の発見
第六章 東洋哲学の妙味
III 達人の人生哲学
第一章 君子は自ら反る〈孟子〉
第二章 禍福終始を知って惑わず〈荀子〉
III 達人の人生哲学
第三章 書を読まざれば面目憎むべし〈黄山谷〉
第四章 倹以て徳を養う〈諸葛孔明〉
III 達人の人生哲学
第五章 志はまさに高遠を存し〈諸葛孔明〉
第六章 刻厲して自立す〈王陽明〉
III 達人の人生哲学
第七章 閑是非・閑煩悩を省了す〈王陽明〉
III 達人の人生哲学
第八章 天網恢々、疎にして漏らさず〈老子〉
編輯瑣話 山口勝朗
安岡正篤(やすおか・まさひろ)
明治31年(1898)、大阪市生まれ。大阪府立四條畷中学、第一高等学校を経て、大正11年、東京帝国大学法学部政治学科卒業。東洋政治哲学・人物学の権威。既に二十代後半から陽明学者として政財界、陸海軍関係者に広く知られ、昭和2年に(財)金鶏学院、同6年に日本農士学校を創立、東洋思想の研究と後進の育成に従事。戦後、昭和24年に師友会を設立、政財界リーダーの啓発・教化につとめ歴代首相より諮問を受く。58年12月逝去。
〈主要著書〉「支那思想及び人物講話」(大正10年)、「王陽明研究」(同11)、「日本精神の研究」(同13)、「東洋倫理概論」「東洋政治哲学」「童心残筆」「漢詩読本」「経世瑣言」「世界の旅」「老荘思想」「政治家と実践哲学」「新編百朝集」「易学入門
〈講義・講演録〉「朝の論語」「活学1~3」「東洋思想十講」「三国志と人間学」「運命を創る」「運命を開く」ほか。
本書は、昭和33年から昭和40年にかけて行われた「人間学とは何か」「東洋哲学の精粋」「達人の人生哲学」の3つ講義を記録した『知命と立命』を、音声化して収録したものである。 東洋的大調和の思考に基づき、人間本来の在り方を明示する安岡人間学講話の第6集。
「命」というのは、絶対性、必然性を表し、数学的に言うならば、「必然にして十分」という意味を持っている。自然科学は、宇宙、大自然の「命」、即ち必然性、絶対的なるものを、物の立場から研究して科学的法則を把握した。
人間も、人生そのものが一つの「命」である。それは絶対的な働きであるけれども、その中には複雑きわまりない因果関係がある。その因果関係を探って法則をつかみ、それを操縦することによって、人間は自主性を高め、クリエイティブになり得る。つまり自分で自分の「命」を生み運んでゆくことができるようになる。
我々が宿命的存在、つまり動物的、機械的存在から脱して自分で自分の運命を想像できるか否かは、その人の学問修養次第である。(前書き部分より)
●収録内容
I 人間学とは何か
第一章 何のために学ぶのか
第二章 伝統と節義に基づく人間学
II 東洋哲学の精粋
第一章 活機と殺機
第二章 「命」とは何か
II 東洋哲学の精粋
第三章 運命は自分で作るもの
第四章 国家の運命
II 東洋哲学の精粋
第五章 「真の自己」の発見
第六章 東洋哲学の妙味
III 達人の人生哲学
第一章 君子は自ら反る〈孟子〉
第二章 禍福終始を知って惑わず〈荀子〉
III 達人の人生哲学
第三章 書を読まざれば面目憎むべし〈黄山谷〉
第四章 倹以て徳を養う〈諸葛孔明〉
III 達人の人生哲学
第五章 志はまさに高遠を存し〈諸葛孔明〉
第六章 刻厲して自立す〈王陽明〉
III 達人の人生哲学
第七章 閑是非・閑煩悩を省了す〈王陽明〉
III 達人の人生哲学
第八章 天網恢々、疎にして漏らさず〈老子〉
編輯瑣話 山口勝朗
安岡正篤(やすおか・まさひろ)
明治31年(1898)、大阪市生まれ。大阪府立四條畷中学、第一高等学校を経て、大正11年、東京帝国大学法学部政治学科卒業。東洋政治哲学・人物学の権威。既に二十代後半から陽明学者として政財界、陸海軍関係者に広く知られ、昭和2年に(財)金鶏学院、同6年に日本農士学校を創立、東洋思想の研究と後進の育成に従事。戦後、昭和24年に師友会を設立、政財界リーダーの啓発・教化につとめ歴代首相より諮問を受く。58年12月逝去。
〈主要著書〉「支那思想及び人物講話」(大正10年)、「王陽明研究」(同11)、「日本精神の研究」(同13)、「東洋倫理概論」「東洋政治哲学」「童心残筆」「漢詩読本」「経世瑣言」「世界の旅」「老荘思想」「政治家と実践哲学」「新編百朝集」「易学入門
〈講義・講演録〉「朝の論語」「活学1~3」「東洋思想十講」「三国志と人間学」「運命を創る」「運命を開く」ほか。
(c)2015 Msahiro Yasuok
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